考えてみると、ETAの功績ってすごいと思います

考えてみると、ETAの功績ってすごいと思います

ブレスレットは裏面が湾曲しており、腕に接した感触も悪くはないのですが、やはり重量があり、さらに時計ケース本体に重量が偏っているアンバランス感もあるので、どうしても時計が傾く形になり、ブレスレットや時計ケース本体の角のどこかが腕に当たるような感じです。着用感はブレスレットにかなり重量があるのですが、それでも2000m防水を誇る時計ケース本体の方が重くなります。 その名の通り、ダイバーが海でも使用できるように、ダイビング人気に受けて製作された防水時計

IWCの機械式時計は、ワークショップにおいて極めて精密に、すべて手作業で仕上げられています。 スペック的なことにはかなりこだわるIWCが一見スペックダウンのようなモデルを出してきた理由は、もちろんこういったスタンダードラインのモデルで利益幅を大きく確保することに決めた「ドイツ人らしい割り切り」も考えられるとは思いますが、僕はひょっとしたら別の可能性もあるんじゃないか・・・と思います。

GMTなら到着日の翌日までにご連絡いただければ、返品や交換も可能です。機能的かつ上品に腕元を飾ってくれますよ。 が、デザイン性が高く、また機能性も充分。自分たちのスペックに対するひたむきな姿勢がファンを惹きつけていることもIWCはわかっているはずなので、あえてスペックダウンをさせたところになんらかの理由があって然るべきのような気がするのです。 さすがのIWCも2000m防水でありながら、自社ムーブメントを搭載して以前と同じようなサイズを実現することは難しいのかもしれないので、まず1世代ETAムーブメント搭載の300m防水モデルを挟み、その後で300m防水の自社ムーブメント搭載モデルを登場させるのかな・・・とも個人的には思えるのです。

現行のアクアタイマーはサイズ的には今回ご紹介しております1世代前のアクアタイマー2000とはあまり変わらないのですが、防水スペックは300mへとトーンダウンしました。防水性を実際よりも数値的に低く公表するような「石橋を叩きまくる」IWCですから、確実な防水スペックを実現するためにはパッケージングが大切なダイバーズにおいては、1世代ETAムーブメントモデルを挟み込み、実際に生産していく過程でケーシングを煮詰め、確実な状態で自社ムーブメント搭載スタンダードラインのアクアタイマーを作ってくれるのかな・・・?

1970年に生産された「ダ・ヴィンチ」。 そうなると・・・まずアクアタイマーの防水性をスペックダウンして、ムーブメントはそのままETAベースで、実際に生産ラインで製造していく過程でケーシングなどのパッケージングの部分を確立していき、将来的にはスタンダードラインのアクアタイマーも300m防水で自社ムーブメントを搭載するつもりなのかな・・・?